サブリース活用マニュアル
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category1 サブリース活用術

増加する単独世帯が求める住居は?

公開日:2016.4.11

サブリースを取り巻く環境について、前号より「人口減少」と「需給バランス」について話を進めてきましたが、今回は、人口が減少しても世帯が増える理由について解説していきます。

加速度的に増える単独世帯

人口の減少に反し世帯が増えていく。何か矛盾しているように感じますが、これからの日本はそのような傾向になることが予想されています。

その理由は核家族化の進行で、中でも「単独世帯」の増加です。ふた昔前なら「独身貴族(今考えると面白い表現ですね!)」と呼ばれていた人々です。近年、この「単独世帯」が加速度的に増えているのです。

国土交通省白書の生涯未婚率データを見ると、1970年代後半から上昇し、1980年時点で男性が2.6%、女性が4.5%でしたが、2010年には男性が20.1%、女性が10.6%に増え、さらに2030年には男性の27.6%、女性の18.8%が生涯未婚のままであると見込まれています。

世帯数の推移
  2010年 2025年 比率 増加数
一般世帯
(下記合計)
51,842 52,439 1.01 597
単独世帯 16,785 18,648 1.11 1,864
夫婦のみ
の世帯
10,269 10,973 1.07 704
ひとり親と
子から成る世帯
4,535 5,558 1.23 1,023
夫婦と子から
成る世帯
14,474 13,132 0.91 -1,342
その他の
一般世帯
5,779 4,127 0.71 -1,652

それは上記表「世帯数マトリックス」の2025年の一般世帯(約5,243万世帯)の内訳部分にも示されていました。「単独世帯」は2010年から2025年までに186万世帯増えると予想されています。このデータからも、一般世帯というこれまではベーシックだった比較的大きな世帯から「単独世帯」や「2人世帯」へと分かれていくことが予想されているのです。

これからは「量」より「質」が求められる

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これまで記したデータから、当面アパート・マンションマーケットは成長していくということがいえます。

特に「単独世帯」や「2人世帯」はアパート・マンションの最も中心的なユーザーとなります。

現状、多くの空室があるとはいえ、老朽化などで取り壊される建物もあるので、一定数の新築アパート・マンションは必要になってきます。

ただ、これまでと同じ考え方、手法が通用するかといえば、そうではありません。これからのアパート・マンションは「量」よりも「質」が求められるようになるでしょう。

「単独世帯」や「2人世帯」に住む層は、これまでは若年層が多かったのですが、少子高齢化が進行するこれからは、中高年層が中心になります。

社会的にも地位や収入がある。そんな世代の人々が「プレハブアパート」を中心とした安価でロークオリティなアパート・マンションを選択しないことは難しい予想ではありません。間取りや設備についても「これまでの発想」は捨て去り、これからの入居者層が本当に望むものを取り入れること。それが、サブリース、マンション経営を安定的なものにする秘訣です。

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