増加する単独世帯が求める住居は?

賃貸経営基礎知識

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サブリースを取り巻く環境について、前号より「人口減少」と「需給バランス」について話を進めてきましたが、今回は、人口が減少しても世帯が増える理由について解説していきます。何か矛盾しているように感じますが、これからの日本はそのような傾向になることが予想されています。

加速度的に増える単独世帯

その理由は核家族化の進行で、中でも「単独世帯」の増加です。ふた昔前なら「独身貴族」と呼ばれていた人々です。近年、この「単独世帯」が加速度的に増えているのです。

国土交通省白書の生涯未婚率データを見ると、1970年代後半から上昇し、1980年時点で男性が2.6%、女性が4.5%でしたが、2010年には男性が20.1%、女性が10.6%に増え、さらに2030年には男性の27.6%、女性の18.8%が生涯未婚のままであると見込まれています。

これからは「量」より「質」が求められる

これまで記したデータから、当面アパート・マンションマーケットは成長していくということがいえます。特に「単独世帯」や「2人世帯」はアパート・マンションの最も中心的なユーザーとなります。
現状、多くの空室があるとはいえ、老朽化などで取り壊される建物もあるので、一定数の新築アパート・マンションは必要になってきます。

ただ、これまでと同じ考え方、手法が通用するかといえば、そうではありません。これからのアパート・マンションは「量」よりも「質」が求められるようになるでしょう。
「単独世帯」や「2人世帯」に住む層は、これまでは若年層が多かったのですが、少子高齢化が進行するこれからは、中高年層が中心になります。

社会的にも地位や収入がある。そんな世代の人々が「プレハブアパート」を中心とした安価でロークオリティなアパート・マンションを選択しないことは難しい予想ではありません。
間取りや設備についても「これまでの発想」は捨て去り、これからの入居者層が本当に望むものを取り入れること。それが、サブリース、マンション経営を安定的なものにする秘訣です。

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