それでも空室が埋まらない場合の問題点は?

賃貸経営基礎知識

私たちサブリース会社も実践するノウハウのひとつで、遠隔からでも空室が多いアパート・マンションの経営状況をおおむね改善することができます。
ただ、前回ご説明した計数をしっかり管理しても、マンション経営の状況が改善しないケースもあります。今回は、このようなケースの対策について考えます。

アパート・マンションに隠された問題を探す

私たちが、サブリースで個々のアパート・マンションを預かり始めるときには、空室が多い物件も少なくありません。賃貸アパート・マンション情報ホームページに物件情報を掲載したが問い合わせもない。そこで、立地、家賃、間取り、設備、築年数など数値化した計数を基に、同じエリアの競合物件と比較し、問題点を洗い出し改善します。

改善すると、次第に問い合わせが増えてきますが、入居希望者に内覧してもらっても契約に結び付かないということがあります。このような場合は、やはりその物件自体に何らかの問題があると考えるべきです。

このようなケースでは、計数以外に隠された問題点を確認する必要があり、物件の現場調査が必要になります。ただ、チェックにはポイントがあり長い時間をかけた調査は必要ありません。

隠された問題点一例は「郵便受け」

郵便受けはその建物の清掃レベルを表す非常に分かりやすいポイントなのです。

皆さんも、郵便受けやその周りが散らかっているアパート・マンションを見たことがあるのではないでしょうか。不要なチラシやダイレクトメールが郵便受けの下に散乱していることや、それらを捨てるためのゴミ箱があってもチラシがあふれている等、空いている部屋の郵便受けにチラシがつめ込まれてことがあります。

そのような物件では、ほぼ間違いなく他の共用部分にも、ゴミ、汚れなどの問題があります。手すりにホコリがたまっている、廊下の床が汚れている、ゴミ置き場に回収されていないゴミが残っているなど。全体をチェックする前に郵便受けを見れば、その物件の清掃レベルを把握することができます。

アパート・マンションの清掃問題を解決することで、物件全体がきれいになり、入居希望者が内覧した際の印象を大きく変えることができます。

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