2020.04.20更新

入居者が必要だと考える設備とは

サブリースのプロである私たちにとって、家主から預かるアパート・マンションを満室にして家主の収益を最大化することが使命です。そのためには、入居者ニーズを把握することが重要で、その中のひとつが物件の設備になります。

今回は、入居者が必要だと考える設備について解説します。

部屋探しの際に必要と考える設備

  単身者向け物件 ファミリー向け物件
1位 独立洗面台 追い焚き機能
2位 TVモニター付インターホン 独立洗面台
3位 洗浄機能付き便座 TVモニター付インターホン
4位 エントランスのオートロック 洗浄機能付き便座
5位 インターネット無料 システムキッチン
6位 ガスコンロ(二口) エントランスのオートロック
7位 備え付け照明 ガスコンロ(二口)
8位 エレベーター エレベーター
9位 宅配BOX BS・CSアンテナ
10位 BS・CSアンテナ ウォークインクローゼット

設備の導入戦略が求められる

「部屋探しの際に必要と考える設備」のランキングで単身者向けでもファミリー向けでも上位にランクインしているのが「TVモニター付きインターホン」です。女性の単身者でもファミリーでもセキュリティーについては重要視する傾向にあります

最近では犯罪が巧妙化しており、宅配便業者などを装ってドアを開ける事件も増えています。また、不必要な売り込みや勧誘などドアを開けずに断りたいものです。それらからも、ドアを開ける前に訪問者を目視で確認できるモニター機能を望むというのは理解できます。

また、「独立型洗面台」と「洗浄機能付き便座」の人気は、すでに入居者が3点ユニットバスを求めていないことを示すものとなります。

これら、入居者が求める設備を全て揃えることができればいいのですが、サブリース、マンション経営の視点で考えると、予算上、全てを揃えられるのは難しいでしょう。エリア特性とターゲットとなる入居者層を把握し、予算に合わせた設備の導入戦略が求められます。