サブリースのプロである私たちにとって、家主から預かるアパート・マンションを満室にして家主の収益を最大化することが使命です。そのためには、入居者ニーズを把握することが重要で、その中のひとつが物件の設備になります。
今回は、入居者が必要だと考える設備について解説します。
部屋探しの際に必要と考える設備
単身者向け物件 | ファミリー向け物件 | |
---|---|---|
1位 | 独立洗面台 | 追い焚き機能 |
2位 | TVモニター付インターホン | 独立洗面台 |
3位 | 洗浄機能付き便座 | TVモニター付インターホン |
4位 | エントランスのオートロック | 洗浄機能付き便座 |
5位 | インターネット無料 | システムキッチン |
6位 | ガスコンロ(二口) | エントランスのオートロック |
7位 | 備え付け照明 | ガスコンロ(二口) |
8位 | エレベーター | エレベーター |
9位 | 宅配BOX | BS・CSアンテナ |
10位 | BS・CSアンテナ | ウォークインクローゼット |
設備の導入戦略が求められる
「部屋探しの際に必要と考える設備」のランキングで単身者向けでもファミリー向けでも上位にランクインしているのが「TVモニター付きインターホン」です。女性の単身者でもファミリーでもセキュリティーについては重要視する傾向にあります
最近では犯罪が巧妙化しており、宅配便業者などを装ってドアを開ける事件も増えています。また、不必要な売り込みや勧誘などドアを開けずに断りたいものです。それらからも、ドアを開ける前に訪問者を目視で確認できるモニター機能を望むというのは理解できます。
また、「独立型洗面台」と「洗浄機能付き便座」の人気は、すでに入居者が3点ユニットバスを求めていないことを示すものとなります。
これら、入居者が求める設備を全て揃えることができればいいのですが、サブリース、マンション経営の視点で考えると、予算上、全てを揃えられるのは難しいでしょう。エリア特性とターゲットとなる入居者層を把握し、予算に合わせた設備の導入戦略が求められます。