2020.04.20更新

中古物件に対応したサブリース

サブリースは、リスクが抑えられ安定したマンション経営に最適ですが、サブリースがその力を発揮するのは、アパート・マンションの築年が経過して空室不安が増してきた時です。
今回は、空室対策に功を奏する中古物件も対応したサブリースについて話を進めていきます。

空室は築年が経過した築10年後から増える

空室対策が必要な物件

「サブリース」に興味をお持ちの家主は、空室や将来的な不安をお持ちなのではないでしょうか。

空室においては、一般的に新築時は空室が低く、築年が経過した築10年後から空室が高まるといったデータがあります。築浅のアパート・マンションは、内外装ともに経年劣化が少なく綺麗ですし、間取りや導入された設備は最近の入居者ニーズが反映されたものが多く入居者からの人気が高まるためです。一方、築年が経過した物件は間取りや設備は陳腐化した場合が多く、入居者から敬遠されるか、候補物件リストの下位にしか入らないためです。

つまり、家主にとって空室対策は築年が経過した後ほどに必要になりますが、サブリースの多くは中古物件に対応していませんでした。その理由として、元々サブリースはハウスメーカーが新築工事を受注するために始めたためでした。

中古物件に対応したサブリースで空室対策

本当に必要な時に使えるサブリース

家主にとって空室対策は築年が経過した後ほどに必要になりますが、サブリースの多くは中古物件に対応していませんでした。その理由として、元々サブリースはハウスメーカーが新築工事を受注するために始めたためでした。

しかし、不動産会社系サブリース会社では、築年が経過した中古のアパート・マンションにも提供されるサブリースを扱う会社も増えてきました。つまり、家主にとっては、アパート・マンションの築年が経過して、空室が増え始めた本当に必要な時に使えるサブリースということです。

確かに「サブリースは新築のみ」というイメージは強いですが、中古物件に対応したサブリースは空室対策に効果を発揮しますし、場合によっては多くの居室が空室といった物件が家主に再び収益をもたらすよう再生することも可能かもしれません。

サブリースは、マンション経営の安定化を図る管理手法ですが、サブリース会社の種別によってはトラブルが多発しており、メディアには悪い印象のニュースばかり取り上げられます。

しかし、サブリース会社も多くあり、サブリース会社の種別によっては家主のマンションの安定化を図るサービスを提供しています。メディアの情報だけで判断するのではなく、サブリース会社各社やセミナー等から多くの情報を得て判断することをお勧めします。