サブリースのプロは間取りのニーズを把握する

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賃貸アパート・マンションは、単身者・カップル・ファミリーなど、住む人数に合わせて複数の間取りがありますが、間取りに対しての入居者ニーズはご存じでしょうか?
入居者が求める間取りのニーズにズレが生じれば入居状況に影響して空室が多くなる可能性があります。

単独世帯が求める間取りはワンルーム?

入居者ニーズを捉える

「マンション経営を取り巻く環境とサブリース 人口減少について考える」では、人口は減少するが世帯数は増加する傾向にあり、中でも単身世帯、2人世帯が増えていくと説明しましたが、単独世帯に人気の高い間取りをご存じでしょうか?

まず頭に浮かぶのは「ワンルーム」ですが、最近では単独世帯のワンルーム人気は下がってきています。投資目的でワンルームマンションを購入している人は、下のようなセールストークを聞いたことがあるのではないでしょうか。「国勢調査を見ても、東京への人口流入は増えており、更に今後単身者も増えるためワンルームのニーズは高まる一方です」と。

残念ながら、この話は「買わせる側の論理」であって入居者ニーズを捉えていません。単身者が望む間取りはワンルームではないのです。

単独世帯もダイニング、キッチンを確保する傾向

ひとり暮らしで希望する部屋のタイプ
ひとり暮らしで希望する部屋のタイプ

ひとり暮らしで希望する部屋のタイプ

グラフは全国の男女1万7,143人を対象に「ひとり暮らしお部屋」の希望タイプに関するアンケートです。

最も人気があるのは1DK(29.9%)で、次いで1LDK(21.6%)、1K(21.0%)の順となっています。この3タイプで7割を超える圧倒的な支持率を得ています。一方、ワンルームはわずか19.6%と人気がありません。「1LDK、1DK、1K」と「ワンルーム」の違いは「DK(ダイニングキッチン)、K(キッチン)」があるかないかで、生活スペース兼寝室となる一部屋とは別にダイニング、キッチンを確保したいというのが、最近のひとり暮らしの傾向です。

2Kから2LDKが人気の無い理由は、無駄に広く不必要ということなのでしょう。ですが、手狭なワンルームで満足する入居者が減っているのはデータから読み取ることができます。

今回は単独世帯について考えてみましたが、他の世帯人数層でも「これまでは人気があった」ものが今では支持を得ないことがあります。サブリース、マンション経営では間取りのニーズの選択が経営状況に大きく影響しますので、間取りのニーズはしっかり把握する必要があります。

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