2022.04.25

東京都中央区/イタリアン「サポセントゥ・ディ・アキ」

ランチタイムに訪れて、「リーズナブルでいいランチだな」「旨い!ディナー期待
できそう」と思って、実際夜再訪すると期待を裏切られる…なんて思いは貴兄も
一度や二度はあったのでは?

ここ、新富町駅近くにあるカジュアルなイタリアンレストラン「サポセントゥ・
ディ・アキ」は兎に角、俊敏でリーズナブルなパスタランチを出す。パスタは、
カキとほうれん草・シラスとほうれん草・ベーコン&きのこ・カリアリ地方風
ミートソース・・・その日のどのパスタも正直はずれがない。しかもしっかり
したサラダとパンと一品(何もお品書きに書かれていないがキッシュと鴨胸肉
一切れ)がついて成人男性も満足いくボリュームで¥1,100(税込但しカキだけ
+¥275)!!である。サラダはこれでも食っとけ!ではなく、新鮮さをダイレクト
に味わえるシャキシャキの葉物・人参のサラダ、キッシュも素材感をしっかりと
味わえ、鴨胸肉も手間のかかる低温調理仕上げられている《注:カリアリ地方
とはイタリアの地中海に浮かぶ本土とは異なる文化を持つサルデーニャ島の
一地域である。この料理名からもわかる通りマスターはサルデーニャ料理を
得意とするイタリアンシェフである》。特に感動したのが、ちゃんと火入れ
しながら旨味を閉じ込め丁寧な下拵えが施された冷製の牡蠣。それとこの店を
語るうえで外せない、味わい深いミートソースの出来栄えである。

これはワインと共に夜味わうしかない、ランチだけじゃもったいないと思いつつ
も・・・理由なき期待といわれなき不安の挟間を行き来しつつディナーへ。
結論から言えば、あのランチの感動は味わえないかと思いきや、それを上回る
感動が待っていたのだ。素晴らしいイタリアンレストランは都内に数知れず。
しかし、この品質の料理を一皿500~2,000円、ワインもボトルで2,000円台~。
特に前菜やパスタに使われている牡蠣はこれで火が入っているのかと思うような
出来栄え。でありながら生牡蠣特有の癖は払拭されている。どんな魔法がかけら
れているのか。牡蠣好きにはもちろん、生牡蠣は苦手という方に是非チャレンジ
して欲しい絶品の冷製牡蠣。そして、その晩二種類用意されていたラグーソース
は、恐らく今までの人生で食したミートソース部門での金銀銅いずれか、表彰台
は間違いない。

美味くてリーズナブルなイタリアンならここを素通りする手はない。新富町の
路地裏に11年目を迎える素晴らしいトラットリアあり。中央区役所すぐ
裏である。メインストリート(平成通り)沿いの有名店に行くより段違いに
お勧めである。

提供の仕方の工夫、食べさせ方、鰻の質、目利き、焼き方・・・新進気鋭の同店が

サポセントゥ・ディ・アキ →アキヒロシェフの客室、昼でも夜もで一度は客に
なるべし。

サポセントゥ・ディ・アキ
東京都中央区築地1-3-6 前田ビル 1F
TEL:03-3542-5880
営業時間:
11:30 ~14:00 LO
17:30 ~21:00 LO
(土日祝17:00~)
日曜営業
定休日:月曜日

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