2022.05.25

横浜市/そば「鴨屋そば香」


小生のランチは、ほぼ“蕎麦”か“カレー”である。朝イチ体重計に乗り、基準(希望)体重70キロを切ればカレー、超えれば蕎麦という明快な選択である。無論出張中であるとか取引先との会食であるとか社員とのランチミーティング等は例外であるが、もう一つの例外は69㌔を切った際は、ご褒美の“豚カツ”の日である。しかし2月に一度程度しかご褒美にはありつけない。

前置きが長くなったが、蕎麦を選択するケースが断然多い。誤解のない様に付け加えると蕎麦は大好きである。人生折り返しを過ぎてからはより一層蕎麦の味が分かりだし、益々好きになった。江戸や東北・信州は蕎麦の名店目白押しである。さりながら我が故郷横浜は名産地にも遠く、町が出来てからの歴史も浅い為旨い蕎麦屋はあまりない・・・と思っていたが知らぬだけであった。生家から車でほんの10分ほどのところに、この「鴨屋そば香妙蓮寺本店」はある。

その名の通り、「鴨せいろ」が看板メニューである。小奇麗な店内を見渡すと“まん防”下でもほぼ満席。コロナ以前、ランチタイムは7~10人待ちであったそうな。「鴨せいろ大盛」をオーダーして待つこと約10分。テーブルに置かれるや否やまず蕎麦を箸で手繰る。「ムムッ」。味わったことの無い“つけ汁”である。麺はキッチリ教科書通りアルデンテに茹でしっかりと冷水で〆てある。つけ汁はしっかりと熱く、しかもなんと“トロミ”がついており蕎麦を手繰る度に鴨肉と出汁が細めの麺に絡まり鴨の味わいを増幅させる。水にさらした新鮮な長葱と鴨肉の相性については貴兄もよくご存じの通り語る必要がないほどである。「Umm」。思わず唸る一品である。鴨肉もロース部分・赤身そしてつくねと三種の部位を折り交ぜ大ぶりな蕎麦ちょこにたっぷり入っている。それぞれの食味・食感が楽しめ、質・量共に満足感も高い。御亭主は蕎麦打ち職人として腕が良いだけでなくアイデアマン。魅力的な新しいメニューもどしどし出している由。商売人としても成功されていて、妙蓮寺本店のほか菊名・日吉、姉妹店の大倉山・中山と横浜の各所店舗網を広げ“そば香ファン”を増やしている。次回は、隠れ人気1位の「つけ鴨カレー蕎麦」にしよう。

鴨屋そば香 妙蓮寺本店
神奈川県横浜市港北区菊名1-3-8 コーポ静河1F
TEL:045-309-8546
営業時間:11:00~15:30、17:00~23:45(LO22:00)
定休日:不定休

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