2009.04.27

下関市/回転寿司「海転 からと市場寿司」

不景気である。銀座も飲食店1,000店舗近くが廃業・休業だそうである。どこぞの芸人じゃないが「そんなの関係ねー!」という声が聞こえてきそうな店がここ下関・唐戸市場二階にある「海転 からと市場寿司」。開店30分前までに行列に並ばなければ、まず一回転目の席にはつけまい。「旨い!安い!!早い!!!」を絵に描いたような店である。
まず、まずいはずがない!玄界灘・豊後水道・瀬戸内海・・・どの漁場にも近く、魚類も水揚高も豊富な唐戸市場の二階に陣取っているのだから。高いはずがない!!下関の台所唐戸市場直送である。遅いはずがない!!!回転していなくともオーダーすれば即握ってくれる。活気を一階の市場からそのまま持ち込んだ店なのだ。
まさに回転ならぬ海転寿司である。どれをとっても文句の付け所がないが、やはり下関。河豚握りははずせない。味わいもさることながらトラフグだけがもっているあの“コリッ”とした食感がたまらない。河豚だけではない。マルハ=大洋漁業の基地であった下関は今でも鯨ネタには事欠かない。ここにも「鯨ベーコン」がちゃんと用意されている。まだまだあるが、下関はウニも名産である。北海道のウニとは一線を画す小粒ながら、濃い!これをパリッとした海苔で軍艦に巻けばまずかろうはずがなかろうもん!!!(博多弁)。
これで箸を休めるべからず。そんじょそこらの回転寿司とは全く違うのが「海転」からと市場寿司。「エンガワちょうだい!」とカウンター越しに声を掛けると「カレイ?平目?」と粋の好い声がかえってくる・・・とここまではまぁ築地の場外寿司店でも聞く光景だ。「平目!」と返すとお次は「天然?養殖?」ときたもんだ。全く回転寿司じゃない。まさに日本海・ 玄界灘・瀬戸内海・豊後水道・太平洋・・・海を巡って魚を味わわせて頂く「海転」寿司である。

「海転 からと市場寿司」
山口県下関市唐戸町5-50 唐戸市場2F

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