新潟は南魚沼のコシヒカリ、銘酒の数々は言うに及ばず村上の鮭、牛をはじめ隠れた名品・逸品・絶品の宝庫である。
その越後の地の利、米・水・酒・魚を活かした食と言えば、「鮨」であろう。新潟市内の名門ホテル「イタリア軒」からすぐの西堀通にその鮨屋はある。しかも訪れた時は「秋」。すべてが“旨く”なる季節である。
まずは日本海産「鱈の白子」。旬の走りなので“脂ののり”より“風味”を味わえる一品。仕上げの柚子がコクを引き立ててくれ亭主のセンスが感じられる一品。さらに新鮮な蝦を擂鉢であたった“蝦しんじょうの揚げ物”、その擂り潰し加減・揚げ具合が絶妙である。海老本来の“コク”がしっかりと残っている。新潟特有の秋の食材の一つに食用菊「かきのもと」がある。下越地方で「かきのもと」中越地方では「おもいのほか」と呼ぶ。食する花弁は赤紫で、ほろ苦さとシャキシャキ感をそのままに軍艦に仕立てる。魚介の合間に変化を生んでくれる名バイプレイヤー。極め付きは日本海の魚の帝王「あかむつ」、別名「のど黒」の炙り握り。説明不要の、文句のつけようのない味である。
それら絶品の“あて”ひと手間かけた“鮨”を迎撃する佐渡の銘酒「金鶴」をはじめとする越後・佐渡の日本酒ラインナップも万全。
新潟の夜は、鮨まる嘉(まるよし)へ是非。
鮨まる嘉(まるよし)
新潟県新潟市中央区西堀通7-1568-1 チサンマンション大畑 1F
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TEL 025-229-0044
営業時間 11:30~14:00 17:30~22:30(L.O.22:00)
定休日 不定休