『名古屋めし』…と聞くと『ひつまぶし』『味噌煮込みうどん』
『味噌カツ』『手羽先から揚げ』
『あんかけスパ』『カレーうどん』etc.
「旨い」というより、「変わっている」・「珍しい」・「味が濃い」等を連想しがちである(東海地方の読者の方々失礼)。
しかし、名古屋にも江戸っ子の舌も満足させるいい鮨店が、それも『錦三(きんさん)』にある。
地元と関西で修業した大将が、地場産(三河湾や近海)での魚介に拘って供する素晴らしい『つまみ』、『鮨』。
特に手渡しされる、軍艦に捲かない『うに握り』は北海道でも北陸でもない、三河湾のそれである。
「旨い!」
甘みがストレートに口に広がり、砂糖を効かせすぎないシャリと相まって極上の口福をもたらす。
『さよりの昆布締め』も締め過ぎず、ちょうど良い頃合いの、
ほんのり飴色状の身を、「ギュッ」とでもなく「そっと」でもなく「キュッ」と握って出してくれる。
『名古屋めし』に馴染めない関東関西の方々。
ここなら大丈夫だぎゃぁ。
名古屋市「すし史」
愛知県名古屋市中区錦3-18-14
TEL 052-963-4411