以前、八丁堀オフィス時代に「バジル」として紹介したトラットリアのシェフ夫妻が、当社の移転に合わせたわけではないだろうが、新富町にオーナーとして新たに始めた店が『トラットリア・ドゥ・タスク』である。
アンティパストに始まり、パスタ・メイン・サイドオーダー・ドルチェに至るまで隙はない。
特に前菜では、築地への利便性からかカルパッチョが旨い!
新鮮さに加えて若いハンサムガイのセンスの良いシェフ作るソースが素材の旨味を引き立てる。
この日も、メニューにはないカルパッチョをオーダーし、アドリブながら完璧な仕上がりである。
ピッツァも淵はカリッと中はチーズのトロミ加減が絶妙。
アツアツのうちに表面に配されたバジルの葉が香り豊かにピッツァを盛り立てている。
もう夏の終りで、カッペリーニもメニューからは落ちていたが、小肌の“新子”でトマトと新子の酸味を活かした一皿に。
小生が大好物ニョッキも南瓜のニョッキを定番ゴルゴンゾーラのソース(小生が苦手なので…)に替えてポモドーロと効かせたボローニャ風(イタリア的肉味噌)に仕立てる心配り。
メインに輸入物の起床部位の肉類、新鮮な国産の魚類、メニュー構成にもセンスが光る。
いつ行っても、少人数も大家族でも、居心地良く楽しませてくれるレストランである。
それを演出する感じの良い美男美女の経営者ご夫婦そのものが料理を旨くする最高のスパイスになっている。
中央区「トラットリア ドゥ タスク」
東京都中央区新富2-3-14萬光ビル1F
TEL 03-6228-3306