業界内外の人からよく「どこの街が一番旨いですか？」と問われることがある。
難しい質問である。
どの町にも旨いものがあり甲乙つけがたい。
ただ一般論として、大阪と博多が「リーズナブルで美味いもの」を食せる二大都市ではないかと思う。
さりながらこと海産物に限定すると、北の都「札幌」を凌ぐ街は少ないだろう。食材と技が双璧となって他の街に立ち塞がる。
そんな札幌中心地すすきので
「何を頼んでも旨い！」
「コストパフォーマンスが高い!!」
事で、魚に煩い道産子達で連日賑わう居食屋が『いちふじ』である。
まず素材が違う。
板前のオーナーが自分で目利きして、オホーツクをはじめ北海の蟹や道産の魚を旬に合わせ市場で仕入れ。それぞれの素材にあったシンプルで最高においしい食べ方で供される。
”売り”のボタンエビをはじめとする刺身は絶対オーダー。
煮魚、フライ、天麩羅、締めはいちふじ名物、まかないから転じた「蟹チャーハン」。
まずはカウンターで『いちふじ』の醍醐味を存分に味わわされたし。
「いちふじ」
北海道札幌市中央区南六条西4
TEL 011-531-7904
