エスカは便利である。
名古屋駅の新幹線口の地下街に「名古屋飯」のメジャー級の出店が揃っている。
折角、名古屋に来たのだから名古屋飯を、という出張ツアラーには、
仕事の合間のランチに、帰京直前の夕食にうってつけのプレイスである。
名古屋飯は、朝は小倉トーストに始まりひつまぶし、あんかけスパ、おやつはシロノワール、
手羽先の唐揚げ、味噌煮込みうどん等。残念ながら名古屋飯には根強いファン同様「アンチ」も多い。
案外名古屋飯敬遠者にも受け入れやすいのは、名古屋コーチンを使った料理かもしれぬ。
鶏肉の中でも名古屋コーチンは別格。
地鶏の”コシ”と人が丹精込めて育てた旨味を併せ持った鶏肉である。
エスカ降りて左手に、守口漬等で有名な鈴波の系列店鳥料理「六行亭」がある。
勿論一押しは「名古屋コーチンの親子丼」。
なんとメインの鶏肉だけではなく、卵も名古屋コーチンを3個も使用している。
歯応えのある名古屋コーチン特有の鶏肉。
六行亭はその中でもこだわりの雌鳥に限定し、
噛み締めるほどに鶏肉の内側から旨みがジュワッと出て来る。
さらに、濃厚さが売りの名古屋コーチンの卵。
この二つの組み合わせが「コントラスト」と「ハーモニー」を生み出す。
さらに加えて親子丼の魅力はフワァとした、トロトロ感を残した”仕上げ”に怠りはない。
ランチタイムにはこの親子丼のセットに、
これまた名古屋飯の三河名物八丁味噌の赤出汁とサラダ、香の物が付いて¥1,200(税別)。
仕事の合間に、新幹線待ちに、是非ご賞味あれ。
鳥料理「六行亭 エスカ店」
名古屋市中村区椿町6-9 エスカ地下街TEL052-453-5666