2017.07.10

別府市/寿司「大和田鮨」

最近大分が続いている。 冷麺・とり天と名物を頂いてきたが、肝心の別府湾の海の幸にありついてない。

季節は6月、日出の名物『城下ガレイ」の最盛期。 地元でもリーズナブルに地元の食材を食させてくれる名物大将のいる「大和田鮨」を今夜の食事処に定めた。 入るとすぐ左手にカウンター、右が個室、二階席もあるあるらしい。 今日の風潮を反映し、タイ・中国・韓国・イスラエル?等、海外からの客人も目に付く。 そんな国際色豊かな客と対照的に店も大将も「居酒屋」チックであるのが微笑ましい。

まずネタ札・おすすめ一覧を見やると 「へたくそなんで提供まで少し時間がかかります。お待ちになれる方だけどうぞ」 と書かれた紙がデカデカと貼られている。 名物大将の面目躍如、気さくなお人柄がわかる。 それと今を時めく「獺祭」のシリーズが豊富なこと。しかも値段が都内の三分の一。 おやおや岩国のみならず土佐にみちのく、東広島、新潟、山形。 銘酒の札が沢山。豊前の海の幸に全国の銘酒。 店の雰囲気にだまされてはいけない、これは期待できる! 長年の食道楽の勘である。

とりあえず生ビール。冷しゃぶの突出しと一緒に頂く。 「大将、つまみからお任せします。」 「ハイよ!いいとこ少しずつ行くね」 威勢も鮮度のうち、佐賀関のホンマモンの関アジ、関サバ、地物の平目に、同じく煮ダコの盛り合わせ。 これが少量かと思うくらい、「ぶつ切り・厚切り」鮮度の高さと相まってどれも”コリっコリっ”である。

特に印象に残ったのが関サバの腹の身の引き締まった脂身と地ダコの旨味、甘味、滋養味であった。 しかしここは、やはりここは城下ガレイでしょ。このお造り、うす造でなくこれまたぶつ切り。 いやぁこれほど豪快に高級ネタをぶつ切りで食したことはかつてない。

これに今夜は、獺祭磨三割九分のスパークリング、邪道と言われようが”泡”が好き。 気が付いたら四合を軽く超えて胃の腑に納まっていた。 意外だったのがもう一品と頂いた「とり天」。

大分市内の有名店と全く趣の違う、正真正銘の「鶏肉の天麩羅」 これがまたシンプルで外連味なく美味であった。 刺身の豪快さに比して、握りは酢の効きがやや強く感じられたが繊細な握り。 地産の小粒の赤雲丹、これまた近隣の漁港に上がった煮穴子。 大満足でいてめちゃリーズナブルなお奨めのすし店である。

大和田鮨
大分県別府市北浜1-1-3
定休日 月曜日 ランチ営業、日曜営業

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