安里の交差点近くの「うりずん」という名店をこのムシュランコーナーが始まったころに紹介した。
土屋オーナーは廃れていた泡盛のPRに貢献された功労者であったが、惜しまれながら一昨年ご逝去された。
この眞榮田のオーナーの女性はその土屋さんの元で修業されてこのお店を立ち上げたそうだ。
田芋をすり潰してコロッケ状にあげた小生の大好物で、
いつも「うりずん」に行くと注文する沖縄料理「どぅる天」をみて、もしやと思いお声掛けしたら
前述の修業時代のお話を頂いた。どぅる天に限らずお通しからして手抜きのない料理に好感が持てる。
揚げ物では他に島野菜の天麩羅が美味かった。素材の島野菜の鮮度に拘り、ふっくら・からっとの基本に忠実な揚げ物。アツアツのうちにオリオンビールの生で流し込みたい。
出色だったのが沖縄レベルでない鮮度の高い「刺盛」。
近海の白身も鮪も旨いがなんと”生の鯖”。
これまた玄界灘か五島列島を彷彿させるような食感と鮮度、皮と身の間の脂身が良くのって旨い!!
お店の一押しは、”焼てびち”。マース―(塩)でシンプルに味付けされた豚足を遠火の炭火で焼いて皮目はパリッと、
肉は極めてジューシーに仕上がっている。
う~んこれも旨い。
供された女性オーナー秘密の所有クースー(古酒)がまたこれらの酒のアテを、
されなる高見へ押し上げる。
琉球料理何度食しても奥が深い。
眞榮田
沖縄県那覇市久米2-11-22
営業時間 17:00〜24:00
定休日:日曜、祝日