大阪はカレーの激戦区である。
過去にも色々取り上げてきたが真打の登場である。
JPMCの関西支社は堺筋本町を皮切りに、ずっと本町周辺にある。
その本町駅直ぐ近くの地下に、旨いカレー屋があると若い社員から聞き及び、
「灯台元暗しだな…」等と独り言ちて本町駅へ。
あった「白銀亭」。
おっ、既に11:20の開店10分前でちょうど10名並んでいる。
せっかちな浪速商人の町船場で並んでまで食べたいカレーとは期待できそう。
L字のカウンターを覗いてみると、うん16席はある。
ドラフト1巡目は確定だ。
よし、メニューは・・・・おぉシンプルな構成。
カレー・トンカツカレー・チーズカレー・茄子カレー・エビフライカレーの5種。
追加トッピングに生卵、チーズ、茄子、トンカツ、エビフライ一尾。
開店と同時に入店、パートらしき女性が手際よくオーダーをとる。
「トンカツカレー・生卵」をオーダー。
店長だろうか、受け答えのはきはきした男性調理人が、
テキパキとそれでいて清潔感ある丁寧な仕事ぶりでカレーを仕上げてゆく。
プロらしいその手際に益々期待を高める。
シンプルなメニュー構成のわりに丁寧な仕事ぶり。
トンカツもオーダー入ってから上げる徹底ぶり。
少し待つのは致し方あるまい。
そのうちトンカツが揚がったのか、
ザクッザクッと小気味よいリズミカルな音が聞こえ、
仁徳天皇陵のようにきっちりと盛られたライスの上に、
大きめのレードル一杯トロっとしたルーが
芸術的にライスに計ったようにかけられた。
仕上げに予め作っておいた窪みへ白身を半分落とした生卵を鎮座させる。
う~、見てるだけでたまらん!
はよ食べさせて~な!!
きたきた、見るからに旨そうである。
福神漬と玉ねぎの甘酢漬をルーの脇に添えてそそくさと匙を入れて一口。
熱い!見た目にたがわず旨い!
おや、一口目はルーに溶け込んだ野菜のせいか甘く感じたが、
中々硬派な辛口スパイシー、気に入った。
トンカツもカレーとの相性よくカリッと揚げて
縦横に一口サイズに切り分けられており匙だけで食べれるように設計されている。
脇役の福神漬も玉ねぎ甘酢漬も手抜きなし、
カレーを食べ進める名バイプレーヤーぶりを発揮。
流石、カレースタンド王国大阪でもひときわ名声を誇る名店である。
次回は茄子カレーにチーズトッピングだな。
白銀亭 本町駅店
TEL:06-6484-5414
営業時間:
【平日】 11:30~15:00、17:30~21:00
【土曜日】11:30~15:00
定休日:
日曜日・祝日