2023.06.26

栃木県佐野市/佐野ラーメン「ゆたかや」

「佐野ラーメン」は今や佐野アウトレットの方がはるかに有名かもしれないが、
鎌倉幕府五代執権最明寺入道こと北条時頼の「鉢の木」の逸話で出名高い佐野市(旧佐野庄)のご当地ラーメンである。

その大きな特徴は、それぞれの店が自家製麺を青竹で打つことがひとつの“定義”になっている。
ただし世知辛い昨今「青竹打ち」を再現可能な製麺機も登場しているともきく。
スープは原則コクのある醤油味。出汁は店によって鶏ガラ・豚骨・海鮮等。具材はチャーシュー・メンマ・葱が基本である。特にチャーシューとサイドオーダーの雄=餃子に力を入れている店が多いのも佐野ラーメンの特徴と言えよう。

この日は週末、佐野アウトレットの帰りに寄っていくかと気軽に行こうとしたら、
最高180分待ちから45分までどの名店・有名店も長蛇の列!
やっと30分待ちの「ゆたかや」をロードサイドにみつけ無事入店。
チャーシューメンに“必食!”とまで書かれた自慢の手作り餃子をオーダー。
待つこと7~8分。「きた…どれどれスープはどうかな?」
醤油ラーメンにしては黄金色に近い色は薄め。ところが蓮華でしっかり味わってみるときっちり鶏ガラ+α(豚骨なのか?それに香味野菜の香り)のしっかり出汁が利いている飽きのこない優しい感じに仕上がっている。
麺はどうかな?「オーこれこれ佐野ラーメン!」
歯応えのある角の立った青竹打ち麺特有食感。
加えて食べ進めていくと口の中で出来の良い小麦粉が紡ぎ出す“もちもち感”が広がる。
五枚のチャーシューは国産豚バラから丁寧に作られやや厚切りで食べ応えにごだわった具材。
餃子がこれまた言うだけのことはある。
皮から全て手作りで、国産素材のみ。しかも大きい!それでいて大味ではない。
はっきり言って「旨い!」。
やはり佐野ラーメン人を集わせるだけのことはある。
ラーメンも餃子も飽きのこない、毎日でも食べれる日本人ど真ん中の味である。
週末佐野ラーメン有名店へ行かれる方はまず整理券を取得し佐野アウトレットへ。

ゆたかや
栃木県佐野市田島町161-1
TEL:0283-23-1702

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