2023.08.31

宮崎県宮崎市/うどん「釜揚うどん岩見」

宮﨑は知る人ぞ知る“うどん県”である。
特に宮崎のうどんと言えば“釜揚げうどん”。
ではなぜ讃岐の名物であるうどんが日向に伝播したかである。
四国の中でも讃岐以外の阿波(徳島)周辺でも釜揚げ・湯だめでうどんをよく食べる。
その風習は元々移住者の多かった日向で、特に近代に入ってからは他府県から宮崎県への商業目的の移住者が増え、その中でも四国からの移住者が多かったとのこと。
宮崎の商家創業者は四国出身者が多いとも。
その流れで釜揚げうどんの習慣も伝わったのかもしれない。

前置きはこの位に、宮崎市内とパートナー社長と提携先第一地銀部長との会食の席で、
まさに“釜揚げうどん”の話になり明日とある有名店に行くと言ったら
「少し遠いが“岩見”が旨い」と聞き、早速に来店。
「遠い」のキーワードで早く着き過ぎてしまい開店30分前に駅前の駐車場へ。
10分前から店前の椅子に腰かけて待っていたら開店5分前に「どぅぞ~」と声をかけられた。
親切で素朴な接客、これだけで期待が持てる。
注文は勿論「釜揚うどん大」と、昨晩の二人が絶賛していた「魚ずし」。

まず運ばれてきたのがカウンター先の暖簾の奥でまさに今さっき“押していた”鯖の魚すしである。

一口食べてビックリ、鯖が新鮮生と言っても過言でない位ほぼ酢に浸かっていない。
「旨い!」脂が乗っている。絶品である。
食べ進めていくとやはり作り立ての即席寿司、少し関東人からすると甘めの味付でシャリが柔らかめであるが十二分に美味い。

やっと真打「釜揚げうどん」の登場である。
やっぱり前評判通りこれまた旨い。確かに讃岐などに比べれば九州のうどん、柔らかいことは柔らかい。だが手打ち、茹でたてのその麺はもちもちとした食感と噛みしめて行くと“粘り”が感じられてとても美味である。つけ汁は、甘めの九州らしい醤油を使い天かすのコクと青葱と柑橘の酸味・香りづけがされたこれまたうどんによくよく合う。

評判倒れの名店が多い中、このローカル中のローカルで人を魅了する一杯、一皿を堪能した。
宮崎観光・商用・ゴルフの際は少しだけ足の延ばして岩見の釜揚げうどんご賞味あれ!

釜揚うどん岩見
宮崎県宮崎市青島2‐9-5
TEL:0985-65-1218

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