32歳で当業界で1社目を起業し業歴28年。
当社を38歳にて創業、今年で22年。
すなわち、当年めでたく?小生も「還暦」を迎えた。
体力ではだれにも負けない自負があったが寄る年波には勝てず、
コロナ以降出張も減り体力の衰えが顕著なこの頃、その増強の為麻布のパーソナルジムに通いだした。その日ジムのあるビルの駐車場が一杯で、近隣の駐車場を探していると
六本木一丁目にバブルの名残を残したちょっと六本木らしからぬ閑散としたビルを見つけ、
地下駐車場に愛車を停めて急いでジムに向かう。
その際、ふと「ムシュラン」のアンテナがピピッとする洋食屋を見つけた。
いつか行こうと思いつつ三月ほど経ったある日、ディナーで訪れてみた。
やはりムシュラン伊達じゃない、ドイツ料理の名店であった。
今は代替わりして二代目オーナーシェフとのことだが、
名店の何恥じない素晴らしいドイツ料理の数々。
今回は一番オーソドックスな「クラッシックコース」をオーダー。
どれも当にドイツ料理を洗練させたテイストで食べさせてくれる。
もちろん本場「焼ソーセージ盛合せ」にも寸分の隙なし。
・Bittburger Pils(ビットブルガー・ピルス)
ピルスナータイプ、ドイツのどこにでもある一番標準的すっきりとした味わい
・Weltenburger Kloster ヴェルテンブルグ修道院
コクのあるアッサム・ボックビール
・Bamberger Rauchbier バンベネルガーラウフビーア
ちょっと珍しい燻製ビール、これが一番ソーセージに合った!
などなど多種多様な用意されたドイツビールにベストマッチ。
ハンガリー風スープもボルシチとは違う素朴な味わい。
やっぱり感動を覚えたのがメインディッシュ
「仔牛肉のパン粉焼きウィーン風(=シュ二ッツェル)」
ミラノの子牛カツにも似た料理である。
フライパンで上質なバターを何度も掛けまわし揚げ焼した一品。
これまたモーゼルでもラインでもないフランスに近い南部地方産の辛口ワイン、
「ヴュルツブルガー ファフェンベルグ シルヴァーナー カビネット」がよく合う。
コスパも満足度も高いドイツ料理店である。
東京でしか出来ないグルメワールドツアーの”一国”に是非!
ツム・アインホルン
東京都港区六本木1-9-9 六本木ファーストビルB1F
TEL:03-5563-9240